グラフ
日本で初の独立型ホスピス「ピースハウス」誕生
八木 保
,
本誌
pp.108-111
発行日 1994年2月1日
Published Date 1994/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904461
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
人生の終焉にあたっての全人的ケアを提供するための施設として,財団法人ライフプランニングセンター(以下LPC,理事長:日野原重明聖路加国際病院院長)が建設を進めていた,日本で初の独立型ホスピス「ピースハウス」(松井昭院長)が,昨(1993)年開設した.
ピースハウスは,廊下には絵画,静物などを配置し,落ち着いた雰囲気をかもしだしている2階建て(地下部分は除く)で,22床の病室を1階に集中した.個室は12室,2床室1室,また4床室は中央にテーブルを置くなどの配慮をした2室あるが,いずれの部屋にもシャワー,トイレ室を設けている.各部屋からは,ベッドのまま庭やテラスに出られ,患者は直接外気にも触れることができる.さらに食堂の他,音楽療法室,家族宿泊室,ラウンジ,キッチンを設け,患者,家族だけでなく,スタッフとの交流も図れるように配慮されている.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.