特集 介護を担う隣人たち
看護と介護の現場から
「介護福祉士として」
岩井 敏江
1
1公立富岡総合病院
pp.994-995
発行日 1993年11月1日
Published Date 1993/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904393
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事務職から介護福祉士への転身
私が,当病院の介護福祉士として働き始めて2年が過ぎようとしている.私は,最初から「介護福祉士」としてこの病院に就職したわけではない.当初は,事務職として採用され働いていた.事務の仕事をする中で,当病院における老人医療が,地域住民から強く求められるようになってきていることをひしひしと感じていた.
そんな時に偶然にも病院側から,「介護福祉士の資格を生かしてみないか」と話があった.転職にあたっては本当のところ,大変悩んだ.転職以前の病院に対する概念は,医師・看護婦が主体であり,病気や怪我などに医療行為を行なうだけの場であると思っていた.
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