特集 ICN大会inマドリッド
看護の“質”の向上のために何をなすべきか—ICN大会全体会議の報告
亀岡 智美
1
1千葉大学医学部附属病院
pp.890-893
発行日 1993年10月1日
Published Date 1993/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904367
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全体会議は,ICN大会の3・4・5日目,6月23日・24日・25日の3日間,連日午前10時から11時30分までを使って行なわれた.テーマは今大会のメインテーマである「Unity for Quality(質のための団結)」であり,1日目は,「Quality in management(管理における質)」,2日目は「Quality through strength in workplace(職場における強化を通しての質)」3日目は「Quality through health policy(健康政策を通しての質)」というサブテーマのもとに運営された.各々のサブテーマについて,2〜3名の代表の発表が行なわれ,その後会場の参加者とのディスカッションを行なうという形式であった.発表者はいずれも,文字通り国際色あふれる,またさまざまな立場の方々であった.
本稿では,3日間,計7名の発表者の報告内容について,簡潔に紹介したい.そして,日本の看護婦の約80%を占めている臨床で働く看護婦の1人ひとりとして,筆者なりにUnity for Qualityというテーマについて考えてみたい.
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