連載 [インタビュー]第一線に飛び出した修士ナースたち・8
地域に出向く看護でも,男性が行けば,女性と違った役割ができる
岡田 実
1
,
井部 俊子
1亀田総合病院附属幕張クリニック看護室
pp.734-736
発行日 1993年8月1日
Published Date 1993/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904332
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地域看護をめざした時期
井部 このシリーズでは初めての男性の方の登場なので,期待しております.
岡田 私たちは,千葉大学看護学部の第1期生でして,しかも男性ということで,卒業後の進路が非常に注目されていました.4年生の時に,いろいろな看護場面を見たいと思い,その1つとして京都の堀川病院の訪問看護を見させていただきました.そこで,地域に出向く看護という自分としては目新しい分野に興味を持ち,保健婦の仕事をめざそうと考えました.しかし,今でもそうですが,男性は保健婦の資格が取れません.就職活動をする時に,例えば行政などの担当者の方は話としては理解してくださいましたが,やはり最終的に資格が問題となりかなえられませんでした.
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