グラフ
病院で生きる楽しみを—2つの老人病院での試み
八木 保
,
本誌編集室
pp.106-111
発行日 1993年2月1日
Published Date 1993/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904192
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大宮共立病院
お茶会はたまたま総婦長の中村久枝さんと縁のあった高橋宗汎さん(裏千家のお師匠さん)が,ボランティアで講師を引き受けてくれるということで始まった.月1回,ナースステーション前のスペースに畳を敷き釜がしつらえられ,心得のある職員2人(事務,薬剤士)が和服を着用してお手伝いする.BGMには琴の音が流れ…と本格的な茶会の雰囲気だ.
移動可能な患者さんたちが,各階病棟から交替で参加してくる.座れる人は畳の感触を確かめ,車椅子の人もテーブル席でお菓子を味わい,着物姿を楽しむ.
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