学ぶ 連続講義
北米の退院マネジメントと在宅ケア事情
第2講マネジドケア下におけるケースマネジメントと退院計画
Joan Mason
1
,
島内 節
2
,
栗盛 須雅子
2
1ニューヨーク大学在宅ケア大学院
2東京医科歯科大学
pp.936-942
発行日 2000年10月1日
Published Date 2000/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903572
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はじめに
講師のメイソン先生は12年間日本に住んでいらっしゃいましたので,日本のシステムについてご存知です.研究の一環として大阪の枚方市,堺市で看護職の人と一緒に訪問看護をした経験もお持ちです.現在先生は,ニューヨーク大学看護学部の在宅ケア部門で,すでに修士の学位を持っている人たちを対象としたアドバンスド・プラクティス・ナースの教育をされています.この人たちは在宅看護のための高度な看護技術とアセスメント技術を持っています.アメリカではすでに在宅ケアの分野でハイテクナースが活躍していますが,この人たちはすでに修士を了えていて高度な技術とともに幅広い視野を持っています.今後ますます,このような高度な技術を持っている人たちが在宅ケア分野で活躍するようになるでしょう.現在,マネジドケア下のアメリカで,多くのアドバンスド・プラクティス・ナースがケースマネジャーとして成功しています.その背景と,彼女たちの実際の仕事ぶりを紹介していただきます.
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