連載 あした天気にしてあげたい[わたしの救急奮闘記]・1【新連載】
忙中に“感”あり
中村 恵子
1
1杏林大学医学部付属病院看護部
pp.374-375
発行日 1991年4月1日
Published Date 1991/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900375
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人間の記憶とは,なんと不確かで不鮮明な部分が多いのであろうか.いや,意外に他の皆は覚えているのに,私だけ特別に昔の記憶が薄いのかもしれない.
今回,連載を引き受けるにあたって,11年間の救急部門の足どりを追ってみたが,断片的にしか思い出すことができないのである.脳細胞は1日に数万個死んでしまうらしいが,私の場合はどうやらその倍の早さのようだ,などと憂いを抱く昨今である.
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