連載 ケーススタディ[ナースのための心理的アプローチ]・21
「どうせ私は癌で死ぬんです」癌性疼痛の悪化に伴うKさんの抑うつと〈自殺企図〉
森岡 壯充
1
,
中野 真寿美
1
,
田村 幸美
1
1広島市立安佐市民病院神経科
pp.842-845
発行日 1990年9月1日
Published Date 1990/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900202
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Kさんのプロフィール
生活歴:64歳,主婦.4人兄弟の長女として生まれ,女学校を卒業後,事務職に就き職場結婚をした.その後,夫は会社を設立し,男性の多い職場の中で夫の片腕となって働いてきた.子供は某大学助教授をしている長男がいる.現在Kさんは退職し,夫と2人で生活している.
既往歴:30歳の時,卵巣出血で右卵巣摘出術をうけた.50歳の時,高血圧を指摘され,現在も降圧剤を内服し食事療法を行なっている.
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