連載 死の淵からの生還[急性心筋梗塞患者の闘病記]・9(最終回)
今回の体験を通して—がんばれ!看護婦さん
林 三夫
1
1名古屋市立中等学校
pp.302-305
発行日 1990年3月1日
Published Date 1990/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900080
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有り難や“側副血行”が
1月7日,冠動脈造影の結果は次のようであった.
「去る10月13日再度拡張・形成した右冠状動脈近位部が100%閉塞し,それより先に血液は流れていない.閉塞した部位(右心房の一部)に心筋の壊死がみられる.だが,幸いなことに“側副血行”が出来ていて冠血流の低下を代償している.従って,心臓は側副血行によってポンプとしての機能を果たしているが,家庭内の日常生活活動は制限しなければならない」
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