特集 看護の質を高める臨床実習—自治医科大学附属病院における臨床実習
臨床実習病棟の印象—小児看護学実習を終えて
今回の実習の反省を次回に生かしたい
阿部 真弓
pp.237
発行日 1992年3月1日
Published Date 1992/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900582
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今までの実習では,6〜7人の学生に対して臨床指導者が1人で,指導者がいない時には主任が代行してくださることが多かったのですが,今回の小児科病棟の学生5人につき指導者が1人という学生の受け入れ態勢には,とても感謝しています.と同時に,臨床指導者の多忙ぶりに驚きました.
私は実習初日から受け持ち患児が手術で,手術後はICU実習となり,個室ということもあり,病棟そのものに慣れるのに他の学生以上に時間がかかり,戸惑うことも多くありました.それでもどうにか1人で動くことができたのは,指導者が申し送り後の行動計画修正で細かい点にまで,チェックしてくださったおかげだと思っています.ただ私の場合は,他の学生に比べて1人で工夫してできるケアが少なかったので,受け持ち患児に対してもっと積極的な行動計画を立てたり,自分から指導者に相談したり,指導してもらったりして,もっと他患児のケアを見学,実践できればよかったなと感じています.
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