調査・研究
難病看護の挑戦―可能性をあきらめない
大森 美保
1
,
高橋 久美子
1
,
柏木 とき江
1
,
白岩 伸子
2
Miho Ohmori
1
,
Kumiko Takahashi
1
,
Tokie Kashiwagi
1
,
Nobuko Shiraiwa
2
1筑波記念病院
2筑波記念病院神経内科
pp.60-64
発行日 2009年1月1日
Published Date 2009/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101375
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急性期医療を担っている筑波記念病院のなかに回復期リハビリテーション病棟(以下、回復期病棟)が1病棟(39床)あります。回復期病棟の主な役割は、患者の日常生活動作能力の向上と自宅復帰・社会復帰、寝たきり予防です。
当病棟において神経難病患者の看護を経験しました。神経難病は治療法がなく、進行性のものが多いため、「回復」という言葉を耳にする機会は少ないと思います。今回、進行性核上性麻痺患者が転倒し、急性硬膜下血腫後から寝たきりになった事例に介入し、入院時の状態から期待以上の回復がみられたため看護内容を紹介します。
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