書評
― 『癒しのための家族看護モデル 病いと苦悩,スピリチュアリティ』(ロレイン M. ライト著 森山美知子監訳)―患者と家族の苦悩の軽減と癒しに役立つ価値ある1冊
大沼 小雪
1,2
1日本ダンスセラピー協会
2東邦大学医学部看護学科
pp.1211
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101157
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本書は,カルガリー家族看護モデルを開発したロレインM.ライトの最新作で,これまでの実践,理論,研究結果に基づく「スピリチュアリティ」「苦悩」「ビリーフ」のトリニティ(三位一体)・モデルを構築したものであり,彼女の活動の集大成と言われている.
著者のライトは,自分の考えの基礎となった理論と世界観は,ポストモダニズム,システム理論,認知生物学であると述べており,幅広い分野の研究と考えから理論構築が成り立っているのがわかる.
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