特集 医療現場で「わかりあう」ための原理 構造構成主義の可能性
扉
pp.691
発行日 2007年8月1日
Published Date 2007/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101047
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医療にかかわる問題の背後には「信念対立」がある――「医療者個人内」「医療者・患者間」「医療者間」「医療者・行政」などの場面で生じる考え方(信念)の違いは,しばしば相互不信や相互不干渉に発展し,結果として医療の質低下を招くことになります.
近年,こうした「信念対立」を解消する現代思想として登場した「構造構成主義」が注目を浴びつつあります.職種,立場の違う人々が,共通に寄って立つ理論とはどのようなものなのか? 西條剛央氏(日本学術振興会特別研究員)が提唱する超メタ理論・構造構成主義の医療現場における展開を紹介する,看護界初の試みです.
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