連載 日常看護のブラッシュアップⅡ 改良と変革・4
15歳不登校.心の中は…
鎌形 三代
1
,
宮本 美恵子
1
,
村田 純子
1
,
久保木 みゆき
1
,
岩澤 英子
1
,
根本 麗子
1
,
北川 洋子
1
1千葉県立佐原病院
pp.382-387
発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100956
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最近,思春期の子どもの不登校,引きこもり,非行などが大きな社会的問題として取り上げられています.思春期は,心身がアンバランスで心が揺れ動いている時期でもあります.
私たちは,母親が起こした交通事故で入院を余儀なくされた少女(以下,Tさん)とかかわりました.Tさんは不登校児で生活が荒れていました.突然の受傷で精神的動揺がみられ,直達牽引,手術,リハビリテーションなどの援助過程の中で,入院生活でのストレスを吐き出していました.Tさんとのかかわりから,それをTさんのSOSとしてキャッチすることの大切さを再認識することができました.
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