招待席
漫画をとおして難しいものをわかりやすく―本誌で「まんが医学の歴史」連載をスタートする医師
茨木 保
1
1大和成和病院
pp.209-213
発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100936
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―本誌4月号から「まんが医学の歴史」を連載スタートしていただきます.医学の歴史という,一冊の教科書が書けるくらいの大きなテーマについて,漫画で取り組まれようと思ったのはなぜですか.
茨木 漫画は間口が広いので入りやすいですよね.僕も若いころは新しいものばかり追いかけていました.しかし,ちょっと年を取ってくると,昔の人はどう考えていたのかなと考えるようになりました.医学史の入門のための入門のように書ければいいかなと思っています.
―そのように考え始めたのはいつごろからですか.
茨木 歴史の話は学生時代から好きだったのです.最初のきっかけは,ポリクリのときに歴史の好きな先生がいて,麻酔の歴史とか無菌手術の歴史とかを話してくれたのです.それがアップトゥデートな話を聞くよりおもしろかった.自分に余裕ができたらそういうことも勉強しようかなと思っていました.しかしなかなかその時間がなく,最近になってようやくやりはじめたところです.
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