巻頭カラー連載
Harmony of Life⑨
井上 冬彦
1
1井上胃腸科・内科クリニック
pp.879
発行日 2006年10月1日
Published Date 2006/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100639
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- 文献概要
生命の本質を理解するために、その歴史をひもといてみようと思う。
生命が誕生した三十五億年前は単細胞生物の世界だった。それらは分裂によって増殖するため、環境さえ許せば同じ遺伝子が存在し続ける、いわゆる”不死“の状態だった。これは別の視点でみると、環境の激変によっては絶滅の危険を孕んでいるといえた。
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