特集 ナース危機一髪! 日常にある「危機」への対処の仕方を考える
[特別編]病院からナースが次々やめていく!
大利 英昭
1
1都立駒込病院看護部
pp.46-50
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100621
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危機のポイント
1)慢性的多忙状態.定時に仕事が終わることなどなく,患者さんの話をゆっくり聴く時間も取れない毎日.それに加えて,新人指導,看護研究,物品請求などの仕事もあり,これらほとんどが業務時間外になってしまう.めまぐるしく,そして果てしない長時間労働は,新人を幻滅させ,ベテランの健康を破壊し,皆から達成感を奪ってしまう.
2)あまりの多忙さが離職を生み出し,転入者も定着せずに辞めていく悪循環.残されたスタッフは一年中,転入者オリエンテーションをしているような状態になり,悪循環から抜け出せなくなる.
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