連載 作業療法を深める・第70回
多職種協働による患者中心医療とコーチング
出江 紳一
1
Shin-ichi Izumi
1
1東北大学大学院医工学研究科
pp.1164-1169
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203162
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はじめに
本誌2022年6号で「医療における対話を促進するコーチング」を紹介した1).本稿はその続編である.前回はコーチングの機能やスキルを主に患者との対話と紐付けて解説した.図 1はそこで提示した双方向生の会話の構造と機能である.最も大切なのはコーチイィが気持ちよく話して気づきや目標に向かう行動変容が起こること(オートクラインという)である.本稿では多職種協働の現場とそれらがどのようにつながるのかを述べる.コーチングの詳細は成書2〜4)を参照していただきたい.
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