連載 カズのもっとカンボジア日記・18
カンボジア人ナースの弱点
崎間 和美
1
1アンコール小児病院
pp.197-199
発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100410
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◆LAU(軽症病棟)の大事な役割
今回は一般病棟(In Patient Department:IPD)と軽症病棟(Low Acuity Unit:LAU)のご紹介です.IPDの始まりは,1999年5月でした.私が初めてカンボジアへ来たのが,その直後.ベッド数はたった2床でした(懐かしいわぁ!).それが,今では増えに増え,35床です.場所が足りないので,廊下にも8台のベッドが置かれています.
こうしてベッドの数が増えてくると同じ病棟のなかに重症度のきわめて高い患者ときわめて低い患者がいて,働きにくくなってきたのですね.そこで,前回登場したACU(Acute Care Unit)が重症度の高い患者さんのために,またLAU(12床)が軽症の患者さんのために作られたわけです.ACUは独立した病棟ですが,LAUはIPDナースの管轄となっています.
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