連載 対応に迷うケースに出会ったら―それでもケアをしなければならない看護師のために⑤
腰痛が悪化しながらも助言や支援を拒む介護者
藤村 孝枝
1
,
中尾 久子
2
1山口県立大学看護学部
2九州大学医学部保健学科
キーワード:
介護負担
,
長年の介護に対する自負
,
腰痛予防
,
自己決定
,
保健医療専門職の責務
Keyword:
介護負担
,
長年の介護に対する自負
,
腰痛予防
,
自己決定
,
保健医療専門職の責務
pp.857-861
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100187
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ねらい
対象者が不合理な行動を選択しているように見える場合,専門知識・技術をもつ医療従事者は,援助の対象者の自律性を大切にしたいと考えつつ,今後予測される状況に応じて最善と考えられる提案をします.しかし,対象者から受け入れられない場合があります.そんな時,援助者はどのように対処すればよいでしょうか.医学的には不合理に見える行動の背景には,さまざまな理由があります.それは,自尊心,感情や生きがいであったりします.ここでは,腰痛を感じながらも助言や支援を拒む介護者への対応を通して考えてみましょう.
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