研究・調査・報告
手入れの遅れた乳頭の軟化をめざして—SMC方式による乳頭マッサージを中心に
村松 理恵子
1
,
稲垣 宣子
2
1浜松市立看護専門学校
2浜松市立看護専門学校看護第一学科母性看護学
pp.568-574
発行日 1993年7月25日
Published Date 1993/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611903321
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母性看護学と母性看護研究のねらい
母性看護を担当する者として,常に心がけているのは,青年期の学生がまず,「母性」を受け入れられるようにすること,そして次の段階として「母性看護の役割」を行なうために,「誰」に「どんな援助が必要」で「何ができるか」を見極める能力を養うことである。
私自身,学生の年代(19歳〜21歳)には,なかなか「母性」というものが解らず戸惑うことが多くあったが,卒業する頃には,どちらかというとそれまで否定的な感覚を持っていたのが消え,自然なものとしてとらえることができるようになっていた。母性はこういうもの,こういうものでなくてはならない,というような指導はなく,自分でさまざまなケアを通して学びとっていくものだということを学生時代に学んだのであった。
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