研究・調査・報告
コートジボアール共和国,Bakatokronou村での妊娠と出産に関する調査
小林 みどり
1,2
1元:青年海外協力隊コートジボアール共和国派遣
2現:ニジェール共和国派遣
pp.426-432
発行日 2002年5月25日
Published Date 2002/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902880
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青年海外協力隊としてコートジボアールへ
筆者は助産婦学校卒業後7年間大分医科大学病院の産婦人科,小児科,NICUで助産婦として働いていたが,勤務し始めた当初から開発途上国の人々の援助に,強い関心があった。夢をかなえるため青年海外協力隊に応募,入隊した。
1996年から1999年まで看護婦隊員として,アフリカのコートジボアールに派遣された。コートジボアールの地図を図1に,国の概要を表1に示した。私が赴任したのはコートジボアールの首都アビジャンから約100km離れた,人口800人のBakatokronou村という所であった。コートジボアールでは人口5万人に対し保健センターを設置,医師が1名いる。私たちが要請された活動内容は,保健センターを活動のベースとして,医療スタッフへの技術指導,および近隣村落住民への保健指導であった。
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