連載 英国助産婦学生日記・5
2000年10月 現場見学週間(その1)
日方 圭子
1,2
1英国・サリー大学助産課程
2ダイレクトエントリーコース
pp.462-463
発行日 2001年5月25日
Published Date 2001/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902655
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授業が始まって1か月が経ち,やっと実習場となる東サリー病院現場見学の週が来た。本番の実習が始まるのはまだ先の来年2月だけれど,その前に一度現場に触れておこうというもの。同居人で同級生のシャメリーと「こんなの着るの嫌だなあ」とか言いながらも,前日までに制服の裾上げを済ませた。先輩学生のアドバイスどおり,初日から何でもメモできるようポケットにはメモ帳とペンを入れた。シャメリーはお義母さんが送ってくれたナース時計を胸につけていた。肝心の名札は業者の手違いから「看護学生」と印刷されたのが届いたので,助産学生は全員名札なしで行くことになった。
10月23日 初めての病院での1日 東サリー病院がカバーする地域には,助産学生5人,看護学生30人が配属される。まず初日はオリエンテーション,写真入りのアクセスカードを作成後は施設内の案内があった。
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