特別寄稿
父親の育児休業か特別扱いされない社会のために
高倉 信行
1
1厚生省大臣官房政策課
pp.981-986
発行日 1999年11月25日
Published Date 1999/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902289
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育児休業チャレンジした私の事情
私は今年1月から3月まで育児休業を取得し,昨年5月に生まれた長男の育児と家事に専従するというかけがえのない経験を得ました。その後4月からは,保育所を利用しながら育児と自分たち夫婦それぞれの仕事の両立に何とか努めています。
育児休業は,既に多くの働く母親の方々が利用している制度です。しかし,父親が,また中央省庁勤務の管理職の一端にある者が,という点で珍しいことと捉えられ,報道機関の取材や本稿の原稿執筆依頼なども来る,といった事態となりました。
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