特集 助産婦たちの勉強会
「産SUN勉強会」助産婦教員の集い—教えることが楽しくありたい
恵美須 文枝
1
1東京都立医療技術短大専攻科
pp.14-17
発行日 1997年1月25日
Published Date 1997/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901619
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会の始まりと経過
別の集まりのいつものおしゃべりから,「産SUN勉強会」は大した目標もねらいもなしに始まってしまった。「もっとおもしろく授業ができないだろうか」,「実習が思うようにいかない」,「学生の意欲を生かしきれない」,時には「助産婦は視野が狭いといわれる」等々,仲間同士顔を見れば,日頃の悩みをついつい口にするものの,なかなかそれ以上の話にならない。ある時,どうせなら実際にやっていることを1つずつ話し合ってみようかということになった。もっとそれぞれの人の話を詳しく聞いてみたい,そして自分の経験についても他の人の意見をもらいたい。そうすればもっといい知恵が浮かぶかもしれない。そんなことからいつもの井戸端会議を,少しだけ前向きにしていくつもりで始めた会である。身近な人たちだけの少人数の集まりで,始めてからの日も浅く,今回,紹介の機会をいただいたものの,いささか面はゆい気持ちである。最初は,3回目以降も続くだろうかという危惧がないわけではなかった。しかし,今年4月に第1回目を行なって以来,予定通りに毎月開催してきた。そしていつも終わりには,次回を楽しみにして散会することになるので,今後も回を重ねてゆけそうな兆しが見えてきている。これまでの会で取り上げたテーマと,その概略を表に示した。
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