特集 先輩たちの助産術
古木孝子先輩のリラックス助産術
灘 久代
1
1大阪医科大学附属専門学校第一看護学科
pp.899-905
発行日 1995年11月25日
Published Date 1995/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901351
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はじめに
私が助産の臨床現場から離れて早10年が経過しました。しかし,助産との縁を絶ちたくないとの思いから,この間,助産所の見学や日本助産婦会への入会など,現職助産婦の方々との接点を持ち続けるために私なりの努力をしてきました。
開業助産婦との関わりは,同じ専門職業人として触発されることが数多くありました。中でも大阪府摂津市で開業していらっしゃる古木孝子先生から多くの刺激を受けています。先生は妊産婦のニーズに対し,助産婦としての「技」を有効に活用して応え,深い信頼を得ていらっしゃいます。先生の妊産婦への日々の関わりや実践は妊産婦自身の主体性を育てその人のもつ機能や力を十分引き出します。古木助産院では妊産婦の主体性が発揮され,それを尊重した出産がなされています。
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