クローズ・アップ
実施から8年,根づいています国立岡山病院の完全母子同室
pp.925
発行日 1993年12月25日
Published Date 1993/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900918
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国立岡山病院産科病棟が完全母子同室制を開始したのは1985年6月。故山内逸郎名誉院長のリーダーシップのもとに導入されたものだ。
当時は母子同室を取り入れている総合病院はほとんどなく,実施にあたっては助産婦たちが連日のように業務について検討を重ね,話し合い,試行錯誤をくりかえしたという。そしてそれは着実に実を結び,現在では,母乳育児だけでなく母子関係や育児の面でも,目に見えて効果がでてきている。2年前にユニセフとWHOより「赤ちゃんにやさしい病院」の称号を受けたことにも勇気づけられた。
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