特集 臨床実習
助産学臨床実習の実際
臨床実習:現場の役割—自治医科大学看護短期大学専攻科②
青木 利志恵
1
1自治医科大学附属病院産科
pp.468-469
発行日 1992年6月25日
Published Date 1992/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900587
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実習受け入れの指針
学生実習の受け入れについては,自治医科大学附属病院看護部活動方針の第8項に明示されており,具体的な受け入れ方法については臨床指導者会議や臨床指導者連絡会で,学校と臨床の双方で検討している。さらに,実習前になると,看護単位ごとに担当教員,婦長,臨床指導の3者で,効果的な実習をするにはどうすればよいかについて打合せをする。また,実習中には必要時,学生の個人の情報(性格,能力等)が教員から指導者へ,スタッフから提起された問題は指導者から教員へと交換がなされ,綿密な情報交換と対応がなされている。
私自身は,質の高い臨床実習を提供することは,臨床の質を高め,質の高い実践に結びつくと信じている。実習でこの看護実践を学生が体験すれば,学生の何人かは就職先に当院を選んでくれるかもしれないという考えをもっているが,虫が良すぎるであろうか。
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