特集 臨床実習
助産学臨床実習の実際
助産業務管理実習の意義と学習成果—自治医科大学看護短期大学専攻科①
西脇 美春
1
1自治医科大学看護短期大学(専攻科)
pp.461-467
発行日 1992年6月25日
Published Date 1992/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900586
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はじめに
平成2年度から実施されている保助看教育改正カリキュラムでは,臨地実習は限られた時間を有効に活用し,内容を充実したものにするよう強調されている。助産婦教育においても臨床実習は理論と実践を統合する「機会」として重要な位置を占めている。本稿では臨床実習のうち「助産業務管理実習」の意義と学習成果を中心に述べてみたい。
自治医科大学看護短期大学専攻科における助産業務管理実習は,1単位(45時間)であり,専攻科修了要件である30単位以上に対し約3%,また実習(必須)修了単位10単位に対し10パーセントを占めるにすぎないが,助産婦教育におけるその意義と効果は大きい。
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