特集 産科看護管理をとりまく課題
産婦人科外来の看護管理—他部門との連携を図って
鍋倉 あつ子
1
1東京都立母子保健院産科外来
pp.467-471
発行日 1989年6月25日
Published Date 1989/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207634
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はじめに
外来は病院の顔であると言われ,毎日多くの人が訪れる。その大半は何らかの疾病をもっており,心理状態も複雑であろう。多くの人が訪れるという点では産婦人科外来も同様であり,さまざまな人が受診する。産科と婦人科とでは受診者の性質は当然異なるが,産科だけをみても,妊娠に対する受けとめ方によって人はさまざまに違っている。
外来看護婦は,短い接触時間のなかで,こうしたさまざまな患者の一人ひとりについて一番必要な援助はなにかを洞察し,実施していかねばならない。
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