クローズアップ
お久しぶりです。ニューヨークのドロシア・ラングさん
本誌
pp.865
発行日 1988年11月25日
Published Date 1988/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207496
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ドロシア・ラングさん.日本の助産婦にとってもっとも馴染みの深い,なつかしい存在だ.ラングさんがアメリカ合衆国で助産婦の資格をとったのは30年前.合衆国ではまさにパイオニアの助産婦である.現在,ラングさんはニューヨーク市のMaternity Infant Care Projectの助産部門の責任者として活躍中.お訪ねした日もブルックリンのブルックダーレ病院に,一人の助産婦の就職斡旋のため同行,病院長,産婦人科部長に助産婦の重要性を説き,就職を決定させた.
今,ニューヨーク州では助産業務に携わる人が全体的に不足しており,深刻な問題となっている.そのため州保健局は諮問委員会を設定、助産婦の教育と補充に関する意見を聞いているが,ラングさんは委員会のメンバーとして実態を調査,今後に対する貴重な勧告を行なっている最中である.
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