愛子さんの助産術ノウハウ・18
産中・産後の腰痛Ⅱ—発見(診察)と治療
長井 博
pp.756-757
発行日 1988年9月25日
Published Date 1988/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207467
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前号では産中産後の腰痛を起こしやすい部位として,3つのポイントを示した。最も可能性の高い箇所として,①仙骨中央の両側部分,次に②両股関節部分と③腰椎部分とである。今回はその発見方法と治療について説明したい。
妊娠期間中は,胎児への影響,流産を起こすおそれのあるような治療は避けなければならないので,治療方法には制約がある。特に腰椎部分にヘルニアのある場合は,治療が産後まで持ちこされると思ったほうがよいだろう。
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