連載 助産婦が好きだから・7
外来看護の難しさとやりがい
岡部 恵子
1
1日本看護協会卒後教育部
pp.873-877
発行日 1987年10月25日
Published Date 1987/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207242
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私はいろいろな設置主体の,いろいろな規模の5つの病院で働いてきました。ずっと産科あるいは産婦人科病棟の勤務でしたが,13年の病棟看護の体験の後,初めて産婦人科外来で働くことになりました。そして,外来看護の難しさにとても苦しみました。予想以上に,病棟看護とは異なった難しさがあったのです。
私の場合,なによりも困ったことは婦人科患者の初診時に検査の多いことでした。慣れてしまえば決して難しい介助ではないのですが,病棟ではあまり行なったことのない検査ばかりでした。それに病棟でもけっこう忙しかったのですが,外来のせかされ方はまた別の感じがありました。
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