特集 周産期ME機器の進歩と助産婦
NICUのME機器と看護
山田 公子
1
,
江口 寛正
1
1聖マリア病院新生児科(NICU)
pp.126-131
発行日 1987年2月25日
Published Date 1987/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207071
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はじめに
最近の新生児医療の進歩はめざましく,整備されたNICU内で各種のME機器に囲まれてハイリスク児の治療・看護が行なわれるようになり,NICUで働く看護婦は児のケアに加えて,ME機器に熟知して操作・管理することも要求されるようになった。
当センターのNICUは30床を有し,超未熟児や極小未熟児,重度の呼吸障害児などを看護するうえで,監視装置や人工呼吸器,微量輸液装置など各種のME機器の果たす役割はますます大きなものとなっている。しかし,このように機械化されたNICUのなかで各種のME機器を最大限に活用しながらも,それらに振りまわされることなく,児に対し愛情ある細やかなケアを行なうことも看護婦にとって忘れてはならないことである。また,出生直後より母子分離された母親への援助も重要な部分である。
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