グラフ
会議は白熱する—国連婦人の十年ナイロビ国際婦人会議点描
河野 貴代美
1
1フェミニストセラピー「なかま」
pp.1-4
発行日 1986年1月25日
Published Date 1986/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206790
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マサイ語で冷たい水を意味するナイロビは1,700メートルの高原地帯.赤道直下にあるものの東京でいえば10月の気候カラリと晴れた空をさわやかな風が吹きぬける.
そのナイロビで昨'85年の7月,国連婦人の十年国際会議が行なわれた.政府会議は,市のど真ん中にあるすばらしい円塔の建物,ケニヤッタ国際会議場で,約160ヵ国,2,000名の政府代表団を集めて行なわれた.ブーゲンビリア,ハイビスカスの咲きみだれるナイロビ大学では,これまでの前2回を上回る15,000人近い参加者を集めて民間会議(NGO)が行なわれた.2つの会議を取材する報道陣が,2,000名近いともいわれ,この間ナイロビは女性たちの姿で埋まったのである.
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