特集 母子健康センターの活路
資料
昭和55年度母子健康センター,市町村保健センター活動状況調査/抜粋
pp.405-410
発行日 1984年5月25日
Published Date 1984/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206450
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まえがき
当会は3年ごとに母子健康センターの全国的な活動状況調査を実施し,その調査結果についてレポートを作成して公表してきた。今回は昭和55年度の実績調査を56年度事業として行った。従来は母子健康センターのみについて調査してきたが,今回は当会に加入した市町村保健センターの活動状況についても調査を行った。現在(57年6月1日現在)当会の会員市町村が設置している母子健康センターは642ヵ所,保健センター111ヵ所,類似施設(国庫補助によらずに市町村が自主的に設置した保健センター等)が17ヵ所,計770センターであるが,このうち昭和55年度中に事業を行っていたセンターを対象に調査を行った。調査票の有効回収率は82.4%であった。
母子健康センターについては,保健指導部門と助産部門の活動状況を調査したが,調査票を回収した569ヵ所の母子健康センターのうち,助産部門について無記入の7ヵ所を除く562ヵ所の集計結果では昭和55年度に助産を行っていたセンターは289ヵ所(51.4%)であった。助産部門を休廃止したセンターは181ヵ所(32.2%),設置当初から助産を行っていないセンターは92ヵ所(16.4%)である。その後56年と57年3月未までに助産を休廃止したセンターが29ヵ所あるので,それを加えると現在までに助産を休廃止したセンターは210ヵ所(37.4%)になる。
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