特集 助産婦として生きる
[インタビュー記事]
助産婦として,ひとりの人間として今思うこと
ニーズについてあらためて考える日々
二瀬 孝枝
1
1札幌厚生病院
pp.16-18
発行日 1984年1月25日
Published Date 1984/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206372
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助産婦が好きになったあるできごと
本誌 いま臨床4年目だということですが,助産婦の仕事にやりがいを感じていらっしゃいますか。
二瀬 看護職という仕事は好きです。子供のころから看護婦になりたいとは思っていたんです。助産婦は全然考えたことなかったですね。助産婦ってあまり身近に考えたことがありませんでしたし,看護学校に入ってから助産婦というのは,ああ,お産を取り上げる人なんだなというニュアンスだけ,概論だけつかめた感じで,詳しいことはわからなかったんですけれどもね。子供のときには看護婦になりたいと思っていて…。気がついたら何となく看護の方向に歩いていたという感じなんですよ。だから,いま看護婦じゃない仕事を選ぶとしたら何を選んでいたんだろうと考えたら,全然わからないし,何をやりたいんだろうと思ってもわからないんです。
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