特集 助産婦として生きる
ルポ・産婦人科病棟の24時間
西里 扶甬子
pp.10-15
発行日 1984年1月25日
Published Date 1984/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206371
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
助産婦の仕事が,医療業務とは関わりのない一般人の目にどのように映るかを,見聞記の形で表現するのが,今回のレポートの目的である。このレポートが,産科という,医科学のなかでも,非科学的・非治療的な部分を最も多く含んでいる分野と,私のような,元産婦,現役母親,患者予備軍といった女一般との間に,理解と共感を深めることに少しでも役立てば幸いである。
病棟の取材を許してくださったのは,人口24万,埼玉県越谷市の市立病院産婦人科。婦長・主任以下,助産婦12名,看護婦10名,准看護婦2名,看護助手1名,クラーク1名,それにドクターという体制で,病床は45床,月平均の出産は40件ほどである。
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.