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特集 帝王切開分娩と看護
海外文献抄訳
帝王切開分娩後の母親の自尊心
The Mother's Self-Esteem After a Cesarcan Delivery
Bonnie E. Cox
,
Elaine C. Smith
,
松本 友子
1
1聖隷学園浜松衛生短期大学
pp.481-483
発行日 1983年6月25日
Published Date 1983/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206252
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「私は怒り,意気消沈し,女性らしさを失ったように感じた」「夫を失望させたように思った」「自分の赤ん坊の誕生を拒否されたような気がした」──これらは,帝王切開分娩を経験した母親から聞いた言葉である。私たちは,このような反応が帝王切開分娩を経験した婦人の間で一般的なものなのか,また,自尊心に影響するのではないかということについて疑問に思った。
合衆国における全出生のうちの帝王切開の率は,1960年から1970年代はじめ頃までは2-5%で,自尊心に関する疑問も出てこなかったが,その後,この率が急上昇し,1977年で13.67%に,一部では40%にもなり,問題となってきた。
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