トピックス
「お産の学校」に出席して
藤原 美幸
1
1帝京大学病院
pp.346-349
発行日 1980年5月25日
Published Date 1980/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205706
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約2年間のアルゼンチンでの生活を終え,帰国後しばらく蟄居生活が続いていました。2月1日は,また新しい旅の始まり,私の初出勤の日でした。やや興奮気味で早朝に覚醒(私らしくもない!!)。手にした新聞には,この日の私に何と似合った記事があったことか。<自然分べん「お産の学校*」誕生へ>1)という見出しが私の目にとびこんできた。ラマーズ法を1コース5回として講習する会が発足し,受講者を募集しているという内容でした。"ああ,ラマーズ法を施設外の人たちが企画したのか"と何とも表現できないような複雑な心境。私の知る限り,この件に関してはわれわれ仲間より,一般の人々のほうが先行していた2年前の状況を思い出しました2)。
空白期間後,具体的にどういった助産婦として出発したいのか掴めない私。何となく,ここしばらくはこの記事に係わりそうな予感があったが……予感的中,結局は妊婦やその夫と混じって,この学校の生徒となり,修了証書まで頂戴しました。
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