特集 妊産婦と食生活
助産婦が現場で感じる妊産婦の栄養の実態・1
病院の産科外来でつかんだ栄養の実態
朝倉 明子
1
,
中瀬 康子
1
,
山本 みどり
1
,
田村 南子
1
1日赤医療センター産科外来母性保健室
pp.218-223
発行日 1980年4月25日
Published Date 1980/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205689
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私たちの勤務する日赤医療センターの産科外来母性保健室の概要については,すでに本誌の33巻12号で紹介させていただいてあるので省略するが,妊産婦の栄養面のチェックについては,血液検査,体重増加,妊娠中毒症症状にポイントをおき,助産婦が中心となって診察後の個人指導の中で徹底させている。
妊産婦は栄養を十分に摂る必要があるというところから,毎日の食事の内容・量ともに考慮して摂取している。しかし食品が豊かに出まわっている現在であっても,妊婦の栄養の実態は決して良いとはいえないのである。毎日の妊産婦の生活指導の中で,感じたことを述べてみたいと思う。
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