クローズ・アップ
—テクノロジー時代に助産婦に自律を求め期待を寄せる,人類学者の—ロビー・デイビス—フロイド博士
pp.525
発行日 2002年7月25日
Published Date 2002/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902901
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内外を問わず女性の入類学者は,出産に関心を持ち専門分野とする人が多いようだ。世界を代表するロビー・デイビス—フロイド博士(テキサス大学)もそうした人類学者の一人である。
博士は3月に開催された第16回日本助産学会の招聘講演に招かれ,日本の助産婦と交流した。講演テーマは「出産のヒューマニゼーションが社会へもたらすもの一文化人類学から見る出産の意味」。日本ではヒューマニスティックな出産が最近問われるようになっているが,博士はさらに進めてホリスティックなお産モデルを提唱。お産の結果にもっとも強く影響を与えるのは介助する人のイデオロギーであるとし,出産をホリスティックに捉えているのは助産婦であると主張。
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