インターホン
私たちの父親教室
土田 志津子
1
1群馬大学医学部付属助産婦学校
pp.209
発行日 1979年3月25日
Published Date 1979/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205523
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父親教室Aゲループ
今,私たちは助産婦学生。いつの間にか8か月が過ぎようとしている。今日は11月9目。あと3日もすれば父親教室開催の日がくる。準備万端であれば日曜日の朝に花火でもあげてお祝いをするところなのだけれど,まだまだ準備がたくさんある。教案の印刷やら,パンフレット作成やら,皆手分けしてやってはいるものの,なかなか大勢でやるっていうのはむずかしいと思う。
開催1週間前に,参加者3名という状況から,私たちは考えの甘さをひしひしと感じた。やっぱり父親教室は皆必要としていないのだろうか。それともアピールが足りないのだろうか。それからというもの,毎日朝,講議にはいる前に,講議の休み時間に,昼休みに,寸暇を惜しんでのアピール作戦に出た。収穫は大いにあった。3名という予定からまたたく間に8名に増えた。集団指導のほぼ理想的な人数にまではもってこれた。けれど私たちにはまだすっきりしない気持ちがよどんでいる。
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