グラフ
看護の実践力がみごと開花したお産のメッカ—年間分娩数3,000を超える大阪・聖バルナバ病院を訪ねて
本誌
pp.131-138
発行日 1978年3月25日
Published Date 1978/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205345
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昭和51年度の分娩実数──3,291.分娩数の減ってゆく産科関係の話題のなかで,何と驚きの数字であろう.それでもかつては,5,000近くの時もあったそうだ.ここ聖バルナバ病院は,アメリカのエピスコパル教会が1873年に診療所を開設して以後,今日に及んでいるという.また現在の建物も1928年というから,かなりの伝統が秘められているわけだ.
妊婦管理で目につくことは,一般外来として受付・検尿・採血・予診・診察・指導室といった流れのなかの随所に,定員として配置された助産婦が,ゆとりある時間をもって妊婦と個人的に対応していることである.また,お母さんのお腹の大きさに応じて,新患指導・お母さん教室・安産教室といった集団指導の場も設けられていて,そこでの助産婦の働きかけも積極的だ.
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