連載 私と読書
—小児看護管理の実際・を読んで—あるべき小児病棟に近づく手だてとして
太田 盛子
1
1東京医科歯科大学病院小児病棟
pp.436
発行日 1975年8月25日
Published Date 1975/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204910
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この本は小児看護のみならず,すべての管理の原則をふまえた上に,著者自からの豊富な知識と経験から割り出された考え方をもり込んだ,画期的な本であると思う。
おおよそ管理の本などというものは,読むことにおいても堅苦しさを覚えるものであるが,本書はまったくそのようなところがなく,全体を通して言えることは,内容が現実に立脚し,非常に読みやすくよくまとまった本であるということである。そして,現実の小児看護管理の大容を掌握したぐらいになるのではないだろうかとさえ思えた。
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