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看護のための行動システム理論を用いた理論と研究の展開—がん患者を手だてとして 第一部
An Instrument for Theory and Research Development Using the Behavioral Systems Model for Nursing: The Cancer Patient (Part Ⅰ)
Anayis K. Derdiarian
1,2
,
田村 志津枝
1tSchool of Nursing, UCLA
2University of California
pp.134-142
発行日 1984年4月15日
Published Date 1984/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200790
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理論の展開と検証の最初の段階は,分析,仮説上の展開,操作上の定義,および諸概念の評価判定である。看護モデルが研究と実践と教育にわたって役立つものとなるには,当然その概念も,このように取り扱われるべきである。この論文は,その最初の3つの段階を,看護のための行動システムモデルを用いて論じたものである。評価と検証の段階は,次号に掲載する予定である。
この研究の主な目的のひとつは,がん患者にみられる行動の変化を,看護のためのJohnson行動システムモデル(JBSM)の理論に合わせて測定し,記述するために,確実で信頼できる総合的な手だて(instrument)を作り上げることであった。第一部と第二部からなるこの論文では,理論的枠組の概要,方法の展開,関連するデータについて述べる。このモデルのもつ諸概念の仮説上の展開と,それらの経験による実際的な裏づけをすることが主なねらいであったが,この概念の展開過程や資料は,ここには掲載しない。
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