助産婦の仲間を訪ねて・5
自然を愛し,子どもの生命を大切にして—長野県飯田市の安達きみゑさんの場合
藤原 美幸
1
1前:東大病院
pp.371-373
発行日 1975年7月25日
Published Date 1975/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204889
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「自然を愛し,今日様に感謝しつつ,今まで助産婦生活を続けてまいりました」と言う飯田市の安達さんは,開業して以来40年の年月を経ている。そして,その業績に対して今夏には,長野県助産婦会から表彰を受ける予定だという。
昭和4年に東京で助産婦の免許を収得した後,ひたすら今日までこの道を歩み続けているわけであるが,助産院と併設して,乳児預り所も長年やっていることも加わって「いろいろ貴重な経験をいたしました。喜ばしかったこと,苦しかったことなど,しかし1度もこの仕事をやめようと思ったことはなかった」と感慨もひとしおといった様子で話してくださった。
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