研究・調査・報告
産褥子癇の一事例
佐々木 スヅ子
1
1国立王子病院産科病棟
pp.307-309
発行日 1975年6月25日
Published Date 1975/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204871
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1.はじめに
子癇前症は高血圧,蛋白尿・浮腫を主症状とし,自覚症状として頭痛,胃症状,眼症状がしばしば現われることは周知のとおりである。
最近,妊娠41週1日で陣痛誘発目的で入院した事例の,入院時所見から子癇をおそれ注意深く分娩介助し,無事に分娩終了した直後に何ら自覚症状もなく突然産褥子癇をおこした例を経験したのでここに報告する。
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