インターホン
医院でのひとこま
青木 かおる
1
1Ⅰ産婦人科
pp.62
発行日 1974年1月25日
Published Date 1974/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204647
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玄関を入ったとたん,「ウーン」,「1,2のソーレ」,「ウーン」,「モットガンバレ」,何事だろうと耳を澄ましていると「オギャー」と大きな産ぶ声があがる。あー,赤ちゃんが生まれたんだなと待合室の人たちが互いに顔を見合わせて,ほっと一息つく。
こんな光景が日に何度も繰り返されるのが,私の勤務しているⅠ産婦人科医院である。月に分娩数が90以上だから,医院としては非常に多いほうだと思う。
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