座談会
継続看護を考える—母子保健を中心として
佐藤 幸子
1
,
折原 ハナ子
2
,
菅原 得江
3
1宮城県立成人病センター
2仙台市立病院
3宮城県牡鹿町役場
pp.36-43
発行日 1972年12月1日
Published Date 1972/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204451
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地域,施設に働く看護者のかかえる問題
僻地での看護
本誌 直接,継続看護を問題にする前的,その周辺でみなさんが現在かかえている問題点あたりから話をすすめていっていただきたいと思うんですが……。
菅原 地域の場合,助産婦の老齢化の問題があるんです。あと10年もたったら妊婦さんを助産婦さんにみてもらえなくなるんじゃないか。僻地の場合は医者がくるっていうことは絶対に考えられないんですよね。そうすると地域的おける母子保健は,いままでは助産婦さんが新生児訪問,入院中の訪問など母子保健の役割を果たしてきているんですが,それがだんだんもうできなくなっているのが現状です。
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